気をつけていただきたいこと
都市ガスを正しくお使いいただくために、ご覧ください。
ガスを使用するときに気を付けてほしいこと
都市ガス用13Aの機器を使用してください
ニチガスは、13Aのガスをお届けしています。
ガス機器には、適応するガスの種類を示したラベルが貼られています。
ガスの種類とガス機器が合っているか、必ずラベルをご確認ください。
炎はいつも青い色で
ガスの炎は必ず「青い炎」でご使用ください。
赤っぽい炎は不完全燃焼を起こしています。
点火・着火は必ず目で確認
- ガス機器のそばには、燃えやすいものを置かないでください。
- 風や煮こぼれで火が消えたり、天ぷらを揚げているときに鍋の油に火がつくことがあります。
- ガスコンロをご使用されている間はその場を離れないようにしてください。
- マッチ等にて点火する機器は、点火後機器栓を開いてください。
※立消え安全装置や調理油過熱防止装置など安全装置のついたコンロへの買い替えをおすすめします。
ガス機器のお手入れは定期的に
- ガスコンロの目づまりなどは、不完全燃焼の原因となります。
- ときどき機器ブラシなどで掃除してください。
お願い
ガス機器のお手入れで、ネジなどを取り外す必要がある場合は、必ずニチガス営業所にご連絡ください。
ガス湯沸器・ふろがまには給排気設備が必要です
- ガスを安全に燃やすためには、十分な空気を供給しなければなりません。給排気設備が正しく設置されているかご確認ください。
お部屋の換気を忘れないで
- 室内でガス機器を使用するときは、換気扇を回したり、ときどき窓を開けるなどして十分に換気をしてください。
- 小型湯沸器は長時間使用しないでください。
※小型湯沸器を使用して風呂に給湯することは絶対におやめください。
※ガスが燃えるためには、たくさんの空気を必要とします。換気が十分に行われないと、酸素が不足したり室内に排気ガスが充満すると不完全燃焼を起こし、有害な一酸化炭素(CO)を発生するため、大変危険です。
ガス機器で不完全燃焼が起こると危険な一酸化炭素(CO)が発生します
- 気密性の高い住宅で、ふろがまと換気扇の同時使用はやめましょう。排気ガスの逆流が起こります。
※屋外設置式の給湯器付ふろがまなどへの買い替えをおすすめします。
※不完全燃焼防止機能付でない小型湯沸器は買い替えをおすすめします。
- フィン部に、ほこり、油などによる目づまりはありませんか。不完全燃焼の原因になります。
- 排気筒などがズレたりはずれたりしていませんか。
- しばらく使っていない排気管内に、鳥が巣をつくるなど、排気を妨げるものはありませんか。
こんなに怖い!一酸化炭素中毒
- 一酸化炭素は無職・無臭で感知しにくい気体ですが、毒性は強力です。
- 軽い中毒症状は風邪に似ています。頭痛、吐き気、気分が悪いなどの症状を感じたらガス機器の使用をお止めください。
- 手足がしびれて動けなくなることがあります。
- 重症になると、脳神経細胞を破壊したり、意識不明や死亡にいたることがあります。
安全のためのご注意
ガス栓は全開で使用し、使用後は完全に閉めてください
- おやすみ前やおでかけになるときは、ガス栓・機器栓が閉まっていることをお確かめください。
- 長期間ご不在になる場合は、メータガス栓を閉め、ニチガス営業所にご連絡ください。
- ガスの配管やガス栓をアース代わりに使用しないでください。
ヒューズガス栓をおすすめします。
ゴム管はときどき点検し、早めに取り替えてください
- ゴム管を長くしたり、物かげに通したり、折曲げたりしないでください。
- 三つ又は危険ですので絶対に使わないでください。
- ゴム管からのガスもれの点検は、石鹸水を塗って泡が出るかを調べて、泡が出たら取り替えてください。
コンセント型の専用ホースをおすすめします
- 着脱が簡単で確実なコンセント型の専用ホースをおすすめします。
- ガスもれ防止のため、湯沸器やふろがまなどの固定式燃焼器とガス栓の接続にゴム管を使用することは禁止されています。直接ねじ接続するか、右のようなねじ接続の専用ホースで接続してください。
地面の中のガス管にも寿命があります
埋設された白ガス管(亜鉛メッキ)などは埋設環境によって異なりますが、一般的に年を経るとともに腐食が進行し、埋設後およそ「20年」が取り替えの目安といわれています。
屋内設置のガス瞬間湯沸器の繰り返し点火は危険です
換気が十分でも使用中に火が消える場合は、不完全燃焼を起こしている恐れがあります。
使用中に火が消えた場合、再点火を繰り返さないでください。
すぐに使用を中止して、お買い上げ店、またはニチガス営業所にご連絡ください。
下記現象が現れた場合は、
継続して使用すると不完全燃焼による一酸化炭素中毒の恐れがあり、大変危険です。
ただちに使用を中止してください。
- ご使用中、火が消える場合(安全装置が作動している可能性があります)
- 前板の塗装がすすで黒く変色した場合
- その他、ご使用中に不快なニオイ、炎のあふれ、機器本体の異常な過熱などがある場合
もしもガスがもれたら
室内の火は全部消し、マッチをすったり、タバコを吸わないでください。
コンセントやスイッチに触れないでください
換気扇は絶対に回さないでください。
回っている換気扇はそのままにしておいてください。
扉や窓を十分に開けて、風通しをよくしてガスを室外へ追い出してください。
ニチガス営業所に連絡し、点検を受けるまでは
ガスを使わないでください。
災害時の注意
火災の時は・・・
- メータガス栓を閉め、消防署・ニチガス営業所に連絡し、消防隊員などに後の処理を頼んでください。
地震の時は・・・
- まずは身の安全を確保してください。揺れが止まったらあわてず、ガスの火を止めてください。震度5以上の地震が発生したら、マイコンメータが自動的にガスをしゃ断します。
- あわてず、落ち着いて行動しましょう。ガス機器の火を消し、電気機器のコードはコンセントから抜きます。地震で大きく揺れている時は危ないので火に近づかないようにしてください。
避難の時は・・・
- ガス機器の機器栓やガス戦を閉め、ご近所と協力し合って行動しましょう。高齢者やけが人には手をかしてあげましょう。
長期使用製品安全点検制度
【平成21年4月1日からスタートしました】
- 製品が古くなると部品などが劣化(経年劣化)し、思わぬ事故を起こす恐れがあります。「長期使用製品安全点検制度」では、メーカーなどに所有者登録することで適切な時期に点検通知が届き、点検を受けることとなります。下記の対象商品を購入した場合は、所有者登録することが必要です。
※消費生活製品安全法の改正に伴い創設された制度です。
対象製品(特定保守製品※平成21年4月1日以降に製造された・輸入された製品)
※批正23年7月1日より室内設置のガス給湯暖房器を含みます。
- 室内式ガスふろがま(LPガス用/都市ガス用)
- 石油給湯器
- 石油ふろがま
- FF式石油音風暖房器
- ビルトイン式電気食器洗機
- 浴室用電気乾燥機
平成21年4月1日よりも前に製造・輸入された製品も点検が可能ですので、詳しくはメーカーなどにお問い合わせください。
ガスご使用上のご注意(LPガス・コミュニティーガス・都市ガス)
ガスを安全にお使いいただくために、
ニチガスがご案内しているパンフレットをダウンロードしていただけます。