定期点検・防災への取り組み

ニチガスの安全への取り組みをご案内しております。

ニチガスではお客さまが安心してガスをお使いいただけるよう、お客さまのガス設備、ガス機器等の点検(法定点検・定期点検)を行なっています。

都市ガスを安全にお使いいただくために
LPガスを安全にお使いいただくために

LPガス(液化石油ガス法による供給)をご利用のお客さまの場合

容器交換時等供給設備点検

容器交換時に容器周辺のガスもれ等の点検を行います。

定期供給設備点検

4年に1回以上の頻度で供給設備のガスもれ等の点検を行います。

定期消費設備調査

4年に1回以上の頻度でガス機器や給排気設備等の調査を行います。

※特別な設備をご利用のお客さまは点検頻度が異なります。

都市ガス、コミュニティーガスをご利用のお客さまの場合

定期消費機器調査・内管漏えい検査

4年に1回以上の頻度でガス機器や給排気設備の調査と宅内のガスもれ検査等を行います。

本支管・供給管の漏えい検査

4年に1回以上の頻度で道路に埋設されているガス管のガスもれ検査等を行います。

※特別な設備をご利用のお客さまは点検頻度が異なります。
※一般ガス導管事業者が行う内管漏えい検査と、小売事業者が行う消費機器調査はそれぞれ検査時期が異なる場合があります。

点検作業についてのお願い

  • 点検にはニチガスグループの調査員がお伺いいたします。
  • 定期供給設備点検、定期消費設備調査、定期消費機器調査・内管漏えい検査にはお客さまの立ち会いが必要になります。
  • 点検にお伺いする予定日は「ガス設備点検調査のお知らせ」(下記)を郵送にてご案内いたします。訪問予定日の変更お問い合わせの際は「ガス設備点検調査のお知らせ」に記載のお客さま番号をお知らせください。
  • なお今後のご案内についてはペーパレス化を進め、環境への負荷軽減を考慮してマイニチガス(自社アプリ)やショートメッセージサービス(SMS)でのご案内を実施する場合がございます。

東京エナジーアライアンス株式会社
保安業務センター

0120-624-110  受付時間 9:00〜17:30(日曜祝日・年末年始を除く)

ニチガスの安全教育

ニチガスでは社員の保安レベル向上のための教育を行なっています。

ポイント1 定期保安教育

保安規程ならびに保安業務規程を定め、年間計画に従って、保安業務に係る全社員・ガス事業に係る協力会社・スタッフに向けた保安教育・訓練を定期的に行なっています。

ポイント2 防災訓練

震度5強以上の地震発生を想定し、全社員・ガス事業に係る協力会社・スタッフに対して、お客さまの安全を最優先に考えた防災訓練を毎年実施しています。衛星携帯電話や緊急自動車を配備し、防災監視センターを拠点として、非常事態に対応できるよう体制の準備・整備を行なっています。
また、一般ガス導管事業者・関係団体等が主催する防災訓練に参加しています。他事業者との技術交流により保安技術レベルの向上と、緊急時における会社を越えた保安協力体制の構築を目指しています。

ポイント3 資格取得

社内勉強会を開催し、ガス主任技術者・高圧ガス販売主任者・液化石油ガス設備士・電気工事士等、保安業務に関する資格取得を積極的に支援し、保安レベルの向上に努めています。

  • 資格保有状況(2020年4月1日現在)
  • ガス主任技術者免状の保有者数 延べ 1,170名
  • 高圧ガス販売主任者免状の保有者数 延べ 1,034名
  • 液化石油ガス設備士免状の保有者数 616人
  • 高圧ガス製造責任者免状 延べ 163人
  • 第二種電気工事士免状 120人

ポイント4 業界団体やガス機器メーカーの主催する各種講習会等への参加

  • 業界団体の各種講習会に参画し、ガス業界の発展に貢献しています。
  • ガス機器メーカー主催の研修に参加し、保安業務の知識・技術向上に励んでいます。また、業界を越え、ヒューマンエラーを予防する外部研修にも積極的に参加し、保安教育に役立てています。

緊急時の対応

STEP1:災害発生

防災監視センターでは、各デポステーションの様子を24時間体制で映像監視。
災害情報の連絡が入ると対策本部として情報を収集。
二次災害防止、復旧計画を立てる前線基地として、具体的な指示を社内外に発信します。
また、スマホのGPS機能により、社員の居場所を把握、現場に1番近いスタッフを知ることができます。
モニターでは、各ご家庭につながるガスの供給状況を視覚化し、ガスの停止している導管を把握。素早い復旧への対応を可能にします。

STEP2:営業所への指示

本部から最寄りの営業所に連絡が入ると、スタッフは緊急車両に乗り込み、お客さまのもとへいち早く駆けつけます。
ニチガスでは、ガス事業に関する専門資格「ガス主任技術者」など確かな技術を習得したスタッフが多数所属しています。

STEP3:現場へ急行

お客さまのご自宅に到着すると、スタッフはトラブルの内容を確認し、迅速・丁寧に対応します。

復旧に向けての対策

防災監視センターでは、収集した情報を元に対策を検討し、復旧計画を立てます。
計画にのっとり、導管やガス設備、ご家庭のガス機器の修理・交換など、一刻も早い復旧を行うために、ニチガスでは様々な対策をしています。

資機材の備蓄

災害の復旧作業に欠かせない、必要となる資機材を提携先のメーカーの協力を得て、倉庫に備蓄。調整器、高圧ホース、配管材料などの資機材を優先して確保できる体制を整えています。


ガス燃料車両の導入

ニチガスで使用している車両のほとんどはガスを燃料としています。災害時に、ガソリンの補給が難しい場合でも、ニチガスの各施設にあるオートガススタンドで蓄えられたガス燃料を補給することができ、迅速な対応を可能にします。

オートガススタンドの設置

ニチガスの営業所や工場、デポステーションなどの各施設では、ガススタンド(エコスタ)を設置しています。ここからガス燃料車両の燃料補給を行うことが可能です。

ガスボンベの備蓄

工場で充填されたガスボンベは、お客さまのご自宅に配送される前に一時的にデポステーションと呼ばれる施設にて保管されます。そのため、万が一災害時に、工場でのボンベへのガスの充填ができない場合でも、一定数の備蓄があるため安心です。

災害への備え

お客さまの生活基盤となるエネルギー業界に従事するという意識のもと、
定期的に安全教育を行う他、安全性の高いガス設備の導入を進めています。

ガス警報器

ガスもれを素早く感知し、アラームでお知らせします。キッチン等屋内のガス使用場所への設置を推進しています。

感震遮断装置

ガス発生設備に感震遮断装置を設置し、大規模地震が発生した際は、自動的にガスの供給を停止します。

ポリエチレン管

地中に埋設されているガス導管には、腐食・地震に強いポリエチレン管を積極的に導入しています。

ガスメーター

地震の発生により、多量にガスがもれた場合や、圧力が所定の値より低くなった場合など、ガスメーターの安全装置がはたらいて自動的にガスを止める機能が備わっています。

LPガス(プロパンガス)

プロパンガスをご利用のお客さまには、各ご家庭に設置したガスボンベが転倒しないよう1台1台に予防策を講じています。

保安ベルト

容器1本ずつに設置し、転倒を防ぎます。ベルトなので脱着時の音が静かで、耐久性にも優れています。

グラピタホース

グラッときたらピタッとガスが止まる。容器転倒時のガスもれを防止します。